2歳は、1歳の頃に使ったおもちゃがそのまま使えますが、あそび方が少しずつ複雑になっていきます。
子どもがひらめいたあそび方や、やりたいと思ったあそび方を十分に楽しめるようにおもちゃも用意していきたいですね。
おすすめのおもちゃと、うまくあそびを発展させる工夫を書いていきます。
並べたい!積みたい!作りたい!
これまであそんできた積み木やブロックは2歳以降も楽しめるおもちゃです。ブロックなんかは小学生になっても使えるくらい人気のおもちゃですよ。
男の子でも女の子でも楽しめるので、ぜひ用意してあげてください。
1歳の頃は、ただ上に高く積むだけだった積み木も、横に長く並べたり、写真のように斜めに積んでみたり、色々な方法であそびます。
どうすればより高く積めるのか?を考えながら積むのも良い経験ですね。
子どもが何度も高く積もうと挑戦し始めたら、ママとどっちが高く積めるか?なんて競争するのも楽しそう。
ブロックも、ただ組んでいただけだったのが、何かを作ろうという意識をもってあそぶようになります。
子どもが形のある物を作っていたら、「これは何?」と聞いてみましょう。もし子どもが「??」とわからなそうな表情をしたら、「〇〇かな?」「すごいね~」なんて言ってあげると、子どもは「また作ろう!」「次は何を作って見せようかな?」なんて、作りたい気持ちがどんどん膨らんでいきますよ。
大人には何を作っているのかわからない物になっても、子どもにとっては意味があって、そこからどんどんあそびが広がっていくんですよ。
ごっこあそびしたい!
ままごとも、長く使えるおもちゃです。
ただ食べる真似をしているだけだったあそび方が、お店屋さんになったり、おうちの様子を再現したりするようになります。
ままごとの中に、お鍋や包丁なども混ぜておくとより楽しめますよ。
最近の子どもはビュッフェスタイルのお店を再現することもあります。
こういうあそび方に発展させるには、子ども自身が経験していないとできません。色々なお店に連れて行って、お金を支払う所まで見せておくと良いですね。
レストランなどを再現してあそんでいる子どもには、さり気なく紙ナプキンやメニュー表の代わりになる紙などを置いておくと、うまく利用してあそぶんですよ。
保育園で意外と人気になったのは、ショップカード。それを注文票に見立てたり、番号札代わり(フードコートなのかな?)にしたり、色々なあそび方をしていました。
何に使うかは考えず、「使えそうかな?」と思った物を置いておいたら、子どもなりに考えてあそびますよ。
お店屋さんがあったら、お客さんも要ります。そうなったら、お金とかカードとかもいるかな?かばんもいるな・・など、子どものあそびを見ながらさり気なく用意してあげてください。
乗り物を走らせたい!
電車などが好きな子どもには、レールなんかがあるとより楽しめますね。
始めは組みやすい木のレールなんかがおすすめです。
ママと一緒に線路を作っていると、そのうち自分で立派な線路を作り上げるようになり、どんどん複雑な形に組んで走らせるようになりますよ。
ミニカーが好きな子どもには、ちょっとした道路を作ってあげると良い感じ。子どもが、テーブルの上などを「ブー」とか言いながら走らせ始めたら、作ってみて下さい。
カレンダーなどの大きな紙に、マジックで線を描くだけでも十分。子どもと一緒に書いてあそぶのも楽しそうですね。
平らな積み木やブロックなどを並べて、道路や線路に見立てても楽しめますよ。
車や電車などであそんでいる子どものそばに、積み木やブロックを置いてあげると、子どもなりに作ってあそぶと思います。
難しいけど挑戦したい!
パズルも出来るようになってきます。いきなりピースが多い物は難しいですが、30ピースまでの物から始めると良いですよ。子どもが好きな絵が描いてある物を使うとやりやすいと思います。車が好きなら車の写真とか、好きなキャラクターがいるならその絵が描いてあるものとか。
用意したら、とりあえず子どもの手の届く所に置いておきましょう。子どもが触り始めたら興味が出てきた証拠。
あそび始めてもしばらくは、ママが一緒にやってあげて下さいね。初めのうちは子どもはほぼ出来ません。ママがほとんどやってしまって、顔の一部などのわかりやすい部分を残しておいて、子どもにはめさせると、やり方を理解しやすいです。少しずつ子どもにさせる数を増やしていきましょう。
製作では、糊が使えるようになります。
始めのうちは、写真のように手で塗るタイプの糊がおすすめ。慣れるまではたくさん塗ってしまいやすいので、子ども自身が目で見てわかりやすい方が良いです。
しばらくは適量を教えながら塗らせていきましょう。糊を使うときは、そばに濡れたタオルを置いておき、一旦タオルで手を拭いてから、改めて洗面所に手を洗いに行くようにすると、あちこち糊だらけにされなくて便利ですよ。
シール貼りも、1歳の頃はただ貼っていただけなのに、色々工夫して貼るようになります。
シールをたくさん貼れるようになってきたら、写真のように先に絵を描いておいて貼らせるのも楽しいです。クレヨンや絵具、シールも組み合わせて製作すると子どもの表現力に感動してしまうような、素敵な作品が仕上がりますよ。
3歳に近くなる頃には、はさみも使えるようになります(大人が使っているときに「やりたい」と言ってきたら良いタイミングです)。はさみを使う時にはきちんと座ること、紙以外は切らないこと、大人がいないときは触らないことなどをきちんと教えておきましょう。そして、持ち方も大事なので、一緒に持って教えて下さい。
まず、幅の狭い紙を切る所から始めましょう。一回はさみを閉じたら切れるくらいの幅(2~3センチ)が良いですよ。子どもが持ちやすいように長方形に切っておくとやりやすいです。
もう口に入れる時期ではないので、普通の粘土も使えますね。
粘土もしばらくはママも一緒にあそびましょう。始めはちぎったり丸めたりするだけだったあそびがどんどん変化していきますよ。
暑い日には、泥あそびも楽しいですよ。砂を口に入れなくなったらやってみて下さい。
泥の感触が苦手な子どももいます。周りの目を気にせず、まずはママが大胆にあそんでみましょう。泥だらけの手で、ちょっと子どもの手に触ってみたら、意外と子どももやる気になるかも。
公園などであそぶときには、近くに手が洗える場所があるか確認しておきましょう。また、帰ったらすぐにシャワーをしたり着替えたりする必要がありますので、事前に用意してから出かけましょうね。